1.カルシウム&ビタミンD

カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDのゴールデンコンビは、PMSの症状を防ぐのには欠かせない栄養素の一つでもあります。事実、このコンビが充分に足りている女性はPMSになりにくいという研究結果もある程なのです。
そこで、カルシウム豊富なヨーグルトやチーズなどの乳製品、特に王道のミルクは乳脂肪に溶けて体内に吸収されやすく出来ていてビタミンDも含まれている物も多いのでカルシウム補給には最適食品。

そして、日本の食卓には欠かせない煮干しを含む魚も勿論カルシウム豊富なので、更にカルシウムの多いエンドウ豆や胡麻などと一緒に取ると効果的です。

ビタミンDは紫外線を浴びる事で体内でも作られるのですが、食事で補給するとよりカルシウムを吸収できるのでお勧めです。

ビタミンDはこれまた魚に多く含まれていて特にサンマ、サバにアジといった青魚に豊富に含まれているので、ミルクと同様に魚もカルシウム&ビタミンDの宝庫といえます。

2.ビタミンB群&マグネシウム

カルシウム同様、ビタミンB群を毎日充分に摂取している女性達はPMSのリスクが極端に減るそうです。
体内の糖分を分解しストレスをも緩和するビタミンB1は胚芽等に多く含まれているので精製された白い小麦やお米ではなく、雑穀パンや玄米を選びましょう。美容や代謝を助けるビタミンB2はチーズなどの乳製品や海藻類にも豊富です。

特にPMSに効果が有ると言われるビタミンB6はアボカドや意外なところではひまわりの種などにも入っています。

マグネシウムはPMSの最大の問題である、ムーディーになり易いという症状を軽減してくれ、更にこれまたPMSの症状でもある体に余分な水分を溜め込みやすいという悩みも利尿効果で改善してくれるそうです。

マグネシウムを上手にとるには海苔を含めた海藻類、ナッツ類が最適です。

これらの栄養を考え、例えば朝食にはブランフレークにマグネシウム豊富なスライスしたバナナに、ひまわりの種を加えミルクをかけてPMS対策。ランチはビタミンB6が豊富なスモークサーモンやマグネシウムが豊富な海藻サラダ。

3時のおやつはヨーグルトやナッツ類にアボカドディップなど、そして夕食は魚、胡麻和えと玄米の定番和食で主要な栄養プラス食物繊維のお蔭で過食や糖質の取り過ぎを防ぐ事もできます。